「シーホーク」643億円で売却

シーホーク(福岡市中央区地行浜)

 みずほリース(東京)は1月24日、福岡市のリゾートホテル「ヒルトン福岡シーホーク」(中央区地行浜)について、ジャパン・ホテル・リート投資法人(東京)に売却すると発表した。売却額は643億5000万円で、2月21日に引き渡す。ホテルブランドの変更予定はないという。みずほリースは昨年、子会社のエムエル・エステート(東京)がシンガポールの政府系投資ファンド「GIC」から同ホテルを取得していた。取得額は非公表。
 ヒルトン福岡シーホークは地上35階、地下2階建て。みずほPayPayドーム福岡に近接し、敷地面積は約2万9000平方メートル、延べ床面積は約13万6100平方メートル。客室数は1052室で、九州最大級の大宴会場などを備える。2010年から米ホテルチェーン大手のヒルトンが運営を受託している。みずほリースは、今回の売却について「当初の資産運用の目的が達成されたため」としている。