「半導体・日台協業PJ」参画
2024年10月16日
九州・山口・沖縄の13地銀
ふくおかフィナンシャルグループ(FG)傘下の福岡銀行など九州・山口・沖縄の地方銀行13行は10月15日、九州大と台湾・陽明交通大、九州経済連合会との「半導体・日台協業プロジェクト」に参画したと発表した。13行は半導体関連産業の振興に向けた連携協定「Q-BASS(キューベース)」を結んでおり、台湾積体電路製造(TSMC)熊本工場の供給網(サプライチェーン)への地場企業の参入を後押しする。
TSMCの供給網への新規参入は技術面などでハードルが高く、取引先とTSMCのサプライヤー企業との交流を促す。今年度中にも日台企業をマッチングする商談会などを開催し、TSMCに人材を輩出する陽明交通大が台湾側の参加企業を募る。九大は技術面や人材育成などで支援を進める。13行は、山口、北九州、福岡、西日本シティ、筑邦、佐賀、十八親和、肥後、大分、宮崎、鹿児島、琉球、沖縄銀行。日台企業による協業で工場を新設する場合などに協調融資などで支援することも視野に入れる。