来年10月に「社名変更」へ
2024年12月03日
九電工
九電工(福岡市)は2025年10月に社名を変更する。12月2日に福岡市内で開いた創立80周年の記念式典で、石橋和幸社長が明らかにした。同社は祖業の電気工事にとどまらず、空調管工事や再生可能エネルギー事業などを手掛けている。首都圏などで受注が拡大しており、全国区の企業としてイメージを刷新したい考え。社名変更は36年ぶりとなる。
新社名は、新たな中期経営計画とともに25年4月に発表する。同社は1994年12月、九州の電気工事会社14社が統合し、「九州電気工事」として発足。89年に現在の社名に改めた。同社の24年3月期の連結売上高は前期比18.5%増の約4690億円で、25年3月期は過去最高の5000億円を見込んでいる。九州外での売上高は約3割に達する一方、大株主の九州電力からの受注工事は1割程度に低下している。