福岡に「インド総領事館」設置へ

インドのシビ・ジョージ駐日大使は9月27日、福岡県庁で服部誠太郎知事と面会し、年内にも県内に総領事館を設置する意向を伝えた。福岡市内に設置する方向で調整しているという。インドが日本に総領事館を置くのは大阪市に次いで2カ所目。県内には米国、韓国、中国、ベトナム、タイが領事館・総領事館を設置しており、インドは6カ国目となる。
 ジョージ大使は「インド政府は半導体やバッテリー、水素など新しい産業の拠点である福岡を重視している」と説明。台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出を機に九州での投資や外国人材の活用が高まると見込んでいる。新設される総領事館ではビザ発給のほか、滞在するインド人の安全確保や手続き、インド経済や文化の情報発信などを行う。