福岡市の「万葉の湯」8月閉館へ
2024年06月11日
万葉倶楽部
福岡市博多区の温泉施設「博多 由布院・武雄温泉 万葉の湯」を運営する万葉倶楽部(神奈川県小田原市、高橋理社長)は6月10日、同施設を8月28日に閉館すると発表した。年間約30万人が利用する人気施設だが、施設の老朽化が進み、建て替えなどを含めた大規模工事を検討したものの建設コストの高騰などを踏まえ、閉館と施設の売却を決めたという。
同施設は健康センター「リコランド」をリニューアルし、2001年7月に万葉倶楽部の第3号店として開業。大分県由布市と佐賀県武雄市から温泉水を毎日運び、都心で九州の名湯を楽しめる施設として最近の来館者数はコロナ禍を上回っていた。建物(延べ床面積約9800平方メートル)と土地(約1万3000平方メートル)は、全国でアミューズメント施設などを手掛ける国内企業に売却するという。万葉倶楽部は関東を中心に温泉やホテルを展開し、今年2月には東京の豊洲市場近くで観光施設「豊洲 千客万来」を開業している。