「西鉄観光バス」吸収合併へ

 西日本鉄道(福岡市)は4月17日、貸し切りバス事業を手掛ける完全子会社の西鉄観光バス(同市)を来年4月1日に吸収合併すると発表した。西鉄観光バスの社名はなくなり、事業は西鉄グループが引き継ぐ。西鉄はバス事業の再編を進めており、運営や採用の一本化で運転手不足の解消につなげる。
 西鉄観光バスは1959年に創業。大型バスなど計69台を保有し、福岡市や北九州市を拠点に事業を展開。2024年3月期の売上高は15億400万円、最終利益は1億2100万円。北九州地区での事業は、西鉄子会社の西鉄バス北九州(北九州市)が引き継ぐ。車体のデザインについては、当面変更はないという。