「ジャングリア沖縄」7月25日開業

 沖縄県北部の大型テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA(ジャングリア沖縄)」が7月25日に開業する。運営会社のジャパンエンターテイメント(沖縄県名護市)とマーケティング会社の刀(大阪市)が28日に発表した。大自然を舞台にした22のアトラクションや15の飲食施設、温浴施設などがあり、国内外からの観光客を呼び込む。入場チケットを含むパッケージツアーを29日から売り出した。
 ジャングリアは、今帰仁村(なきじんそん)と名護市にまたがるゴルフ場跡地(約120ヘクタール)のうち約60ヘクタールを活用。総事業費は約700億円。恐竜のいるジャングルを大型オフロード車で逃げ回る「ダイナソーサファリ」や、気球に乗って絶景を楽しめる「ホライゾンバルーン」、約19メートルの高さから鳥のように空を高速で駆け抜ける「スカイフェニックス」などのアトラクションのほか、鳥の巣をモチーフにしたレストランや露天風呂を備えたスパ施設などを設ける。入場料は国内と海外の在住者で異なり、国内は大人(12歳以上)が税込み6930円、子供(4〜11歳)は同4950円。海外在住の大人は8800円、子供は5940円。いずれも3歳以下は無料。
 ジャパンエンターテイメントは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の再建で知られる森岡毅氏が率いる「刀」が筆頭株主。森岡氏は、長崎県佐世保市の大型リゾート施設「ハウステンボス 」の運営支援なども手掛けている。関西大学が発表したジャングリアの経済波及効果は、開業から15年間で約6兆8080億円、雇用創出は約88万人と試算している。