ベトナムで「外食事業」参入

「THE ROYAL」イメージ

 ロイヤルホールディングス(HD、福岡市)は4月8日、大手商社の双日(東京)と協業し、ベトナムで外食事業に参入すると発表した。同国最大都市のホーチミン市に1号店となる洋食レストランを18日に開業する。両社は2021年に資本業務提携を締結。昨年7月、シンガポールに「ロイヤルホスト」初の海外直営店を出店している。ベトナムでの出店は初めて。
 1号店の店名は「THE ROYAL」。店舗面積は約180平方メートルで、客席は59席。ロイヤルHDは昨年8月に現地法人を設立し、出店準備を進めてきた。双日がベトナムで持つ食品の卸売りや物流などの供給網を活用。今後は同市内を中心に洋食や和食など幅広い業態の飲食店を展開する計画で、所得向上や共働き世帯の増加で成長が続く同国の外食需要を取り込む。ロイヤルHDは、新中期経営計画(2025〜27年)で外食事業の新規出店の8割を海外で実施する方針。