開業2年目「利用者」4%増

 JR九州(福岡市、古宮洋二社長)は9月25日、西九州新幹線(武雄温泉—長崎)の開業2年目の利用者は約253万7000人で、1年目と比べ約4%増加したと発表した。開業前の特急「かもめ」の利用実績(2018年度)比では約6%増となる。22年9月23日の開業日からの累計利用者は約495万7000人となった。
 1日当たりの平均利用者は、開業1年目が約6700人、2年目が約6900人。通勤・通学定期の「新幹線エクセルパス」の利用客は528人で、開業時(221人)から増加。諫早—長崎(182人)、新大村—長崎(105人)、武雄温泉—長崎(93人)、武雄温泉—嬉野温泉(58人)、武雄温泉—諫早(31人)など。同社は通勤・通学定期など日常使いをする人が増えたことが利用者全体の底上げにつながったとみている。