うどん店運営「うちだ屋」買収
2025年04月21日
堀江氏顧問の「こむぎの」

実業家の堀江貴文氏が顧問を務める飲食店プロデュース会社「こむぎの」(東京)は4月18日、九州でうどん店など運営する「うちだ屋」(福岡市)を買収したと発表した。3月31日付で全株式を取得した。買収額は非公表。全国に店舗網を拡大し、5年後に現在の約2倍となる80店体制を目指す。
うちだ屋は1977年創業。福岡県を中心に42店舗を展開しており、ピーク時の店舗数は120店舗に上ったという。創業者の内田勝行社長は代表権のない会長となり、新社長には笹山直人・こむぎの社長が就いた。今後はデジタル化などで店舗運営の効率化を図る。こむぎのはパン店「小麦の奴隷」などを展開しており、原料の小麦の調達などにも共同で取り組む。
福岡のうどん店を巡っては、北九州市発祥の「資(すけ)さんうどん」が昨年10月に外食大手のスカイラークHDの傘下に入り、首都圏で出店を拡大中。博多ラーメン店「一風堂」を運営する力の源ホールディングス(HD、福岡市)傘下の「因幡うどん」(同市)は4月21日、原宿に東京1号店を開業した。