今年12月にプロ向け新市場を開設へ

株価ボード

 福岡証券取引所(長宣也理事長)は、今年12月16日にプロ(適格投資家)を対象とする新市場「福岡プロマーケット(PM)」を開設する。福証は現在、本則市場、Qボードの二つを運営しているが、新市場の開設で地場の成長企業・スタートアップのさらなる成長を支援する。
 PMの開設は、東京証券取引所(TPM)に次いで国内で2番目。TPMは2009年の開設で、東証プライムや同グロースのように株主数や時価総額などの要件がないことから、地方の中堅・中小企業にとっても上場を目指しやすいとされる。上場企業数は今年3月末で100社を超えた。
 TPMに上場するには、Jアドバイザーという資格を持つ証券会社から審査を受ける必要があるが、FPMでもこれにならって「Fアドバイザー」を設置し、福証に代わって上場審査を行う。九州の金融機関でJアドバイザーの資格を取得しているのは、佐賀銀行と九州FG証券だけで、両社はそのままFアドバイザーになる見通し。