都城市に九州初「冷凍餃子」工場

新工場の完成イメージ

 大阪王将ブランドの冷凍食品を製造するイートアンドフーズ(東京)は10月25日、宮崎県都城市に冷凍食品工場を建設することで同市と立地協定を結んだ。同社では九州初の工場で、全国では5カ所目となる。主力の冷凍餃子などを生産し、西日本地域に供給する。2025年6月に着工し、27年1月の操業開始を目指す。投資額は60億〜70億円。
 新工場は都城インター工業団地桜木地区に建設。3階建てで、敷地面積は約8260平方メートル、延べ床面積は約7400平方メートル。人工知能(AI)やロボットを活用した最新の生産システム、自然冷媒の冷凍冷蔵設備を備える。新規雇用は270人を計画。年間生産量は約2万トンで、年間販売額は約100億円を見込む。原料の豚肉やキャベツを宮崎、鹿児島県から調達しており、工場建設でコストが削減できるほか、宮崎自動車道・都城インターチェンジに近く、宮崎港や鹿児島・志布志港へのアクセスの良さなどから進出を決めた。