2024年春闘「賃上げ率」5.62%

 連合福岡は7月11日、福岡県内企業の2024年春闘の最終集計結果を発表した。基本給を底上げするベースアップ(ベア)と定期昇給(定昇)分を合わせた賃上げ率は5.62%で、前年(3.67%)を1.95ポイント上回った。賃上げ額は6095円増の1万5856円。いずれも全国平均を上回り、比較可能な15年以降で最高を更新した。
 ベアと定昇を明確に区別できる95組合では、定昇分を除いたベアの上げ幅は4.29%で前年から2.17ポイント上昇。賃上げ額は6414円増の1万1977円だった。このうち、組合員300人以上の大手労組の平均賃上げ額は6430円増の1万2196円、300人未満の中小労組は5144円増の9359円だった。経営側から回答を引き出した組合は135団体で、前年から17団体減少した。