黄河の水資源レベルが改善

【寄稿】高橋孝治の中国「深層(真相)」拾い読み(第237回)

 『人民日報』2025年1月22日付2面に「黄河の水と砂のコントロールに新たな突破口(黄河水沙调控取得新突破)」という記事が掲載されました。ここ最近、砂の堆積で水の流れに問題があった黄河から5億7700万トンの排砂が行われ、黄河保護法は確実かつ効果的に実施されているとのことです。
 黄河の水資源としてのレベルは改善されたとされています。水資源がそのように簡単に改善するのかは分かりませんが、本当に改善されたのなら中国の環境対策は非常に注目に値することになります。

●高橋孝治(たかはし・こうじ)
アジアビジネス連携協議会・実践アジア社長塾講師/大明法律事務所顧問。中国・北京にある中国政法大学博士課程修了(法学博士)。専門は中国法、台湾法。法律諮詢師(中国の国家資格「法律コンサル士」。初の外国人合格)、国会議員政策担当秘書有資格者。現在は、立教大学アジア地域研究所特任研究員、韓国・檀国大学校日本研究所海外研究諮問委員も務める。