「Plan・Do・See」と資本提携

熊本ホテルキャッスル
熊本ホテルキャッスル

 国内外でホテルやレストラン、バンケット運営を手掛ける「Plan・Do・See」(東京、浅葉翔平社長)は6月25日、熊本市の老舗ホテル「熊本ホテルキャッスル」と資本業務提携を結んだと発表した。Plan社が同ホテルの株式2%を取得し、出資額は非公表。提携により、債務超過に陥っている同ホテルの経営の立て直しを図る。Plan社から出向した奥地大祐(おくじ・だいすけ)氏(45)が24日付で同ホテルの社長に就任した。熊本ホテルキャッスルの屋号は維持する。
 熊本ホテルキャッスルは1960年に開業。熊本国体に出席する昭和天皇、皇后両陛下の宿泊所として、地元財界が出資して設立された。コロナ禍で業績が悪化し、2021年3月期に最終赤字となり、22年3月期に債務超過に陥った。経済の回復やインバウンド(訪日外国人客)の増加で24年3月期は4期ぶりに黒字化したが、3億円の債務超過となっている。今後、老朽化した施設の改装やブライダル事業の拡大などを進める。社長に就任した奥地大祐氏は、Plan社が運営するアーバンリゾートホテル「WITH THE STYLE FUKUOKA(ウィズザスタイルフクオカ)」(福岡市博多区)のゼネラルマネージャーを務めていた。

奥地大祐氏
奥地 大祐氏