「西のゴールデンルート」設立総会

「西のゴールデンルート」ロゴ
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 欧米豪からの旅行者を関西から西に誘客する「西のゴールデンルート」について、構想を推進する官民連合体の設立総会が5月17日、福岡市内で開かれた。関西、中国、四国、九州の自治体のほか、旅行会社や鉄道会社など民間事業者、観光団体の約140組織が参加。会長は福岡市の高島宗一郎市長、副会長に湯崎英彦広島県知事らが選出された。
 西のゴールデンルートは、昨年9月に高島福岡市長を発起人として岡山、広島県を含む12県市の首長連盟が発足。今回、趣旨に賛同した40自治体のほか、JR九州、JR西日本、日本航空、全日本空輸、JTB、近畿日本ツーリストなどの民間事業者、関西観光本部や九州観光機構なども加わった。現在、欧米豪の旅行者の約8割が東京—大阪間の観光ルート「ゴールデンルート」に集中し、大阪以西は5%にとどまっているという。今後、官民が連携し「西のゴールデンルート」の観光名所を紹介するPR動画の作成や周遊型観光商品の開発などを目指す。