枕崎の耕作放棄地で「焼酎造り」

耕作放棄地の草刈り後
耕作放棄地の草刈り後

  芋焼酎「さつま白波」などを手掛ける薩摩酒造(鹿児島県枕崎市、本坊愛一郎社長)とソラシドエア(宮崎市、髙橋宏輔社長)は6月9日、鹿児島県枕崎市の耕作放棄地を活用した芋焼酎造りを行うと発表した。同市と一般社団法人「地域商社推進機構」(枕崎市)の4者が同日、地域活性化に向けた包括連携協定を結んだ。
 同市内の耕作放棄地約2000平方メートルを活用。今月から土地を耕し、来年4月に芋焼酎の原料となるサツマイモを植える。同8月に収穫し、9月から焼酎造りに入る。販売は2026年春を予定している。薩摩酒造はノウハウを、ソラシドエアは人材をそれぞれ提供し、一升瓶(1.8リットル)で2000本の芋焼酎の生産を目指す。地元の特産品をアピールするとともに、イベントなどで同市への訪問者を増やすなど地域活性化を図る。

協定締結式
協定締結式=左から髙橋宏輔・ソラシドエア社長 、 薩摩酒造・本坊愛一郎社長 、地域商社推進機構・下竹重則代表理事、 前田祝成・ 枕崎市長