「久留米・うきは工業団地」に進出

AGCグラスプロダクツ
福岡県商工部企業立地課・吉田課長(左)、半田昌史社長(中央)、原口新五・久留米市長(右)

 建築用加工ガラス製造・販売を手掛ける「AGCグラスプロダクツ」(東京、半田昌史社長)は5月21日、福岡県の「久留米・うきは工業団地」(久留米市・うきは市)に新工場を建設することで久留米市と進出協定を結んだ。既存の鳥栖工場(佐賀県鳥栖市)を閉鎖・移転し、2026年11月の操業開始を目指す。投資額は約50億円。
 同社は日本有数の素材メーカー「AGC」のグループ企業。新工場の敷地面積は約2万2000平方メートル、延べ床面積は約1万1000平方メートル。資生堂福岡久留米工場南側の細長い区画で、2本の直線的な製造ラインを設けて効率良くガラスを加工する。断熱性が高くリサイクルも可能な次世代複層ガラスも生産し、九州での普及を目指すという。地元採用の20人を含め従業員は約100 人。同社の進出により、19年に分譲を開始した同団地は完売した。