「タッチ決済」全国際ブランドに対応

 福岡市地下鉄は10月17日から、マスターカードのクレジットカードによるタッチ決済の対応を始めた。すでにVISAやJCB、アメリカン・エキスプレス、銀聯など6つの国際ブランドに対応しており、国際的に普及する主要7ブランド全てが利用できるようになった。公共交通機関のタッチ決済で全ての国際ブランドに対応するのは全国で初めてという。インバウンド(外国人観光客)などの利用を見込む。  
 タッチ決済は、乗降時にクレジットカードを専用端末にかざして運賃を支払う。福岡市地下鉄は2022年5月から実証実験を始め、今年4月に3路線(空港線、箱崎線、七隈線)の全36駅で本格導入。切符や交通系ICカードが不要で、全乗客の2%程度が利用しているという。また10月1日から、クレジットカードのタッチ決済を使うと、どれだけ乗車しても1カ月間の最大料金が1万2570円になるサービスも始めた。金額は既に販売している1カ月乗り放題の定期券料金に合わせた。