「タッチ決済」別府・由布院駅も
2024年11月14日
JR九州
JR九州(福岡市)は11月13日、クレジットカードなどの「タッチ決済」を使った鉄道乗車の実証実験の対象駅を拡大すると発表した。20日から久大線と日豊線のうち大分県内の計16駅を追加する。さらに、全対象駅で利用できるカードブランドにMastercard、Diners Club、Discover、銀聯(ぎんれん)を追加し、七つの国際ブランドに対応する。温泉地の別府駅や由布院駅を加えることで、インバウンドなど観光客の利便性向上につなげる。
追加するのは、久大線の由布院—大分間と日豊線の大分—別府間。タッチ決済は、乗車時と降車時に自動改札機や専用端末にタッチ決済機能付きクレジットカードやスマートフォンをかざして運賃を支払う。現在、鹿児島線の門司港—久留米間と香椎線の海ノ中道駅(計50駅)、指宿枕崎線の鹿児島中央—指宿間(計18駅)で実証実験を進めている。今回の追加により、タッチ決済が利用できるのは計84駅となる。実証実験の期間は2026年3月31日まで。