法人向け「寄付型」定期預金
2024年10月31日
西日本シティ銀行
西日本シティ銀行(福岡市)は10月29日、寄付型の法人向け定期預金の取り扱いを11月1日から開始すると発表した。同行が法人向け定期預金を導入するのは初めて。集まった預金の残高に応じて寄付金額を決め、食品の無償提供活動を行う「フードバンク」などに寄付する。社会貢献に関心がある地場企業の預金需要を開拓する。
商品名は「NCB つなぐココロ定期預金」。募集総額は1000億円で、法人と個人事業主を対象に1社100万円から受け付ける。預入期間は1年で、金利は預入日の店頭表示利率を満期日まで適用する。満期時は同商品で自動継続される。寄付の対象は、九州7県と山口、広島、岡山県のフードバンクや自治体。寄付金は最大5000万円で、同行が全額負担する。預金した企業名は、同行のホームページ内の特設サイトや、JR博多駅前で建設中の同行新本店ビルの防音壁などに掲載する。