「長崎スタジアムシティ」開業

「長崎スタジアムシティ」公式インスタグラムから

 長崎市幸町の複合施設「長崎スタジアムシティ」が10月14日、開業した。JR長崎駅から徒歩約10分の場所に立地し、敷地面積は約7万5000平方。サッカー競技場「ピーススタジアム」(約2万席)とアリーナ施設「ハピネスアリーナ」(約6000席)のほか、ホテル(240室)、ショッピングモール(約2万平方メートル)、オフィスビル(約1万3000平方メートル)などで構成。通販大手のジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が建設し、子会社のリージョナルクリエーション長崎(長崎市)が運営を担う。総事業費は約1000億円。
 ピーススタジアムは、ジャパネットグループのサッカーJ2「V・ファーレン長崎」、ハピネスアリーナはプロバスケットボールチーム「長崎ヴェルカ」のホーム施設となる。開業前日の13日には、長崎市出身の福山雅治さんによるこけら落としフリーライブが開かれた。長崎スタジアムシティは三菱重工幸町工場跡地に建設。跡地活用事業者の公募で2018年にジャパネットHDが優先交渉権者に決定し、22年に着工した。年間利用者数850万人を見込むほか、新たな雇用創出により地域経済の活性化を目指す。