「福岡—グアム」10月運航終了へ

 米ユナイテッド航空が、福岡—グアム線の運航を10月26日を最後に終了することが分かった。福岡とグアムを結ぶ唯一の直行便だが、すでに翌27日以降の予約を停止している。歴史的な円安の影響で海外旅行離れが進み、利用客が低迷したことが要因とみられる。
 福岡—グアム線は1987年に就航。コロナ禍での運休を経て、現在は1日1往復運航している。片道の所要時間は約4時間。福岡空港では、円安により韓国路線などでインバウンド(訪日外国人客)が増加する一方で、日本人にとっては海外旅行が割高な状況が続き、グアムのように日本人客が多くを占める路線には逆風となっている。