天神「イムズ跡」複合ビル着工

イムズ跡地の新ビルのイメージ
イムズ跡地の新ビルのイメージ

 三菱地所(東京、中島篤社長)は5月15日、福岡市・天神の商業施設「イムズ」跡地で、新たな複合ビルの建設を始めたと発表した。アジア2カ所目で九州初進出となる米ホテルチェーン「エースホテル」のほか、オフィスフロアや商業フロアを設ける。2027年の開業を予定している。
 新ビルは地上21階、地下4階建てで、延べ床面積は約7万4000平方メートル。1〜2階の一部と地下1〜2階は店舗やレストランが入る商業フロア(約3600平方メートル)で、地下2階は天神地下街や新福岡ビルの「ワンビル」、因幡町通り地下通路とつながる。中層はオフィスフロア(約2万6400平方メートル)で、就業人数約3000人を想定。1〜3階の一部と16〜20階にエースホテル(192室)が入居する。ホテルのラウンジやギャラリー、バーなどは宿泊者以外も利用できる。ビル外周部には憩いの場を整備するなどして地域のにぎわいを創出する。イムズは1989年に「情報・文化の発信基地」として開業し、2021年に閉館した。