九州の「IC生産額」1.3兆円

 九州経済産業局は2月19日、九州における2024年のIC(集積回路)の生産額が前年比13.8%増の1兆3126億円になったと発表した。4年連続で増加し、記録が残る1985年以降では2000年(1兆3924億円)に次いで2番目の高水準だった。一方、生産量は同7.5%減の44億個と7年連続で減少し、過去2番目に少なかった。スマートフォンや自動車向けなど価格が高い高付加価値製品の需要が金額を押し上げた。
 九州では、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本進出や、ソニーグループのイメージセンサー製造拠点の増強など半導体関連投資が活発化。同局は「AI(人工知能)やデータセンターなどで半導体の需要は引き続き高い状況が続く。人材育成やサプライチェーン(供給網)の構築などに産学官で取り組む」としている。
 併せて発表した24年の九州の鉱工業生産指数(20年=100、速報値)は、前年比2.3%低下の106.1だった。低下は4年ぶり。ダイハツ工業の認証試験を巡る不正発覚に伴う工場の生産停止や海外需要の下振れなど、自動車関連の不調が響いた。自動車生産台数は、同20.1%減の109万5000台だった。