「資さんうどん」240億円で買収

 外食大手すかいらーくホールディングス(HD、東京、金谷実社長)は9月6日、北九州市発祥のうどんチェーン「資(すけ)さんうどん」を展開する資さん(北九州市、佐藤崇史社長)を買収すると発表した。投資ファンドのユニゾン・キャピタル(東京)などから10月に全株式を取得する。買収額は約240億円。「資さんうどん」のブランドは維持し、全国展開を強化する方針。
 「資さんうどん」は1976年に1号店を開業。創業者から地元の地域特化型ファンドへの事業譲渡を経て、2018年にユニゾン・キャピタルが買収した。現在、九州や関西で約70店舗を展開し、23年8月期の売上高は前期比18%増の約123億円。今冬には東京・両国に東京1号店を出店予定。すかいらーくHDは、ファミリーレストラン「ガスト」や「バーミヤン」など多くの飲食店ブランドを展開。人気ブランド「資さんうどん」のグループ化で集客力を高める。