「結婚式場」運営会社が破産へ

アルカディアが運営する結婚式場(福岡市・天神)

 福岡・佐賀両県で結婚式場を運営するアルカディア(福岡県久留米市)が事業を停止し、福岡地裁久留米支部に破産申請をする準備に入ったことが分かった。同社は新型コロナウイルス対策に伴う国の雇用調整助成金(雇調金)約2200万円を不正受給したとして、元社長らが福岡、佐賀両県警に詐欺容疑で逮捕されていた。民間調査会社によると、2024年8月期末時点の負債額は約40億3200万円。
 同社は1989年設立。久留米市や福岡市、北九州市、佐賀市、福岡県太宰府市の計5カ所で結婚式場を運営し、17年8月期の売上高は46億8000万円に上った。しかし、コロナ禍で式の中止や延期が増えて売り上げが減少。24年8月期末時点で約6億円の債務超過状態に陥ったという。雇調金の不正受給を巡っては、福岡労働局が同社に対し、雇調金として支給した約10億円の返還と違約金約2億円の支払いを命じた。