鹿児島のベンチャーに出資

中部電力本店

 中部電力(名古屋市、林欣吾社長)は10月17日、リサイクル事業を手掛けるベンチャー企業の「ECOMMIT(エコミット)」(鹿児島県薩摩川内市、川野輝之社長)に出資したと発表した。出資額や割合は非公表。両社は今年2月に業務連携協定を締結しており、不要品回収ボックスの設置拡大など資源循環の取り組みを強化する。
 エコミットは2008年設立で、資本金は約11億2700万円。不要な衣類や雑貨を回収し、再利用するサービスなどを展開している。中部電力との業務連携により、同社が提供する資源循環サービス「PASSTO(パスト)」の不要品回収ボックスを中部エリアの商業施設などに設置し、自治体や企業向けに粗大ごみなどから再利用できる物を選別するサービスの提案を進めてきた。中部電力は、今回の出資を通して連携を強化し、資源循環につながる仕組みづくりを加速させる。