北九州市の「新本社工場」完成

新本社工場(北九州市小倉南区)

 浄水器メーカー大手のタカギ(北九州市、高城いづみ社長)は5月1日、北九州小倉南区で建設を進めていた新本社工場の竣工式を開いた。市内2カ所に分かれていた工場を集約し、7月からの稼働を予定している。旧本社工場は1966年操業開始で、生産効率の向上などが課題だった。
 新本社工場の敷地面積は約13万5000平方メートルで、旧本社工場の約9倍。九州自動車道小倉東インターチェンジ(IC)近くで、工場棟や研究開発棟に加え、企業内保育園も整備した。新たな生産設備の導入や在庫管理の一部自動化などを進める。同社の工場は、つくば工場(茨城県つくば市)とベトナム工場を合わせた3カ所となる。同社の2022年度の売上高は約323億円で25年連続の増収。