大阪の飲食業買収に融資

 筑邦銀行(福岡県久留米市)は2月7日、商工組合中央金庫や福岡ひびき信用金庫(北九州市)と共同で、焼肉店などを手掛けるライトハウス(大阪市)の事業継承を目的とした特別目的会社(SPC)のRHサクセション(福岡県久留米市)に対し、M&A(企業の合併・買収)資金の一部を融資したと発表した。LBO(レバレッジド・バイアウト)ローンの手法で、融資額は十数億円という。
 ライトハウスは、松阪牛一頭買いによる飲食店「松阪牛焼肉M」「中之島ビーフサンド」などを運営し、主要顧客はインバウンド(訪日外国人客)の富裕層。RHサクセションは同社の事業継承により、インバウンドの地元誘致や、地元食材の販売を通じて地域活性化を目指す。筑邦銀行と商工中金は昨年10月、シンジケートローン(協調融資)の分野で連携する覚書を結んでおり、今回が初の案件となる。

筑邦銀行本店(福岡県久留米市)