ドームと駅結ぶ「動く歩道」案

 福岡市は9月10日、交通政策の基本指針を定めた「都市交通基本計画」の改定に向け、民間企業からアイデアを募集していた件で、プロ野球・福岡ソフトバンクホークスから提案された本拠地「みずほペイペイドーム」と最寄りの市地下鉄「唐人町駅」(中央区)を結ぶ「動く歩道」について、協議を進めていく考えを示した。
 ドームと唐人町駅は約1キロほどの距離があり、徒歩で約15分かかる。ホークスは、高架構造で屋根付きの「動く歩道」の設置を提案。市に対し、公共空間の占用許可などの検討を求めているという。市は、費用負担について「活用を想定している国庫補助メニューがある」としている。今回、ホークスを含め全国から10件の応募があり、AI活用型のオンデマンドバスの導入(西日本鉄道)や自走式ロープウェー「ZiPPar(ジッパー)」の導入(Zip Infrastructure)などが提案されたという。