国際定期便「4路線」全て再開

 中国東方航空は7月16日、鹿児島と中国・上海を結ぶ定期便を約4年半ぶりに再開させた。週2往復(火曜・土曜)で運航する。上海線の再開で、同空港の国際定期便はコロナ禍前に就航していた全4路線が復活。回復が遅れていたインバウンド(訪日外国人客)の獲得につながることが期待される。
 同空港では、上海線のほか、台北、香港、ソウルの4路線が2020年3月までに運休。香港線は23年6月、ソウル線は同10月、台北線は24年5月に再開している。9月にはソウル線の増便や同線への航空会社参入も見込まれている。一方でコロナ禍前に週29便だった国際線は、地上係員の人手不足などで週10便(16日時点)にとどまっており、今後は便数の回復も課題となる。