北九州工場に「250億円」投資

北九州工場の鉱山車両用タイヤ

 ブリヂストン(東京、石橋秀一CEO)は8月6日、鉱山・建設車両用の大型タイヤを生産している北九州工場(北九州市若松区)の既存設備を更新すると発表した。投資額は約250億円。工場の安全性や品質の向上などにつなげる戦略投資で、人員増も計画しているという。2027年の完了を目指す。
 北九州工場は09年に操業を開始。敷地面積は37万4230平方メートル。従業員数は575人(23年12月末時点)。鉱山・建設車両用タイヤ「ブリヂストン マスターコア」などの生産拠点で、製品の大半を輸出している。新興国での資源開発の活発化などを受け、高品質で安定した生産体制を確保する。設備更新後も1日約170トンの生産量は変わらないという。