唐津市で「カーボンクレジット」

坂井秀明・佐賀銀行頭取(左)、峰達郎・唐津市長(中央)、下村雄一郎・バイウィル社長(右) 

 佐賀県唐津市と佐賀銀行(佐賀市)、温室効果ガス排出量削減売買の仲介事業などを手掛けるバイウィル(東京)は11月18日、「カーボンニュートラルおよびネイチャーポジティブの実現に向けた連携協定」を締結した。バイウィルは全国で自治体や金融機関との連携を進めており、佐賀県では初めて。
 バイウィルが唐津市の森林などのカーボンクレジットを算出。国の「Jークレジット」を活用し、佐賀銀が脱炭素経営に取り組む県内企業などに購入を働きかける。海洋生態系に取り込まれる炭素「ブルーカーボン」も対象に見込んでいるという。同行とバイウィルは2023年8月に顧客紹介契約を締結。唐津市は50年までに二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を宣言している。