塩田康一氏が再選

鹿児島県庁

 任期満了に伴う鹿児島県知事選は7日投開票され、無所属現職の塩田康一氏(58)=自民、公明、国民民主推薦=が、いずれも無所属新人で元県議の米丸麻希子氏(49)と市民団体共同代表の樋之口里花氏(52)を破り、再選を果たした。投票率は44.76%で、前回2020年の投票率49.84%を5.08ポイント下回った。
 塩田氏は現職の知名度を背景に支持層に浸透。1期目の実績のほか、農林水産業や観光関連業の振興なども訴え、終始優位に戦いを進めた。米丸氏は、県が約300億円をかけて鹿児島市内で進める新体育館の整備計画に異を唱えて批判票の取り込みを図ったが及ばなかった。樋之口氏は、九州電力川内原発(薩摩川内市)の運転延長の是非を問う県民投票実施などを訴えたが広がりを欠いた。
  当塩田 康一  無現  337,357
   米丸麻希子  無新  180,608
   樋之口里花  無新   53,317