「スゴカ」佐世保エリアまで拡大

交通系ICカード「SUGOCA(スゴカ)」定期券

 JR九州(福岡市、古宮洋二社長)は9月4日、交通系ICカードが利用できるエリアを10月3日から拡大すると発表した。対象は、西九州新幹線の武雄温泉駅(佐賀県武雄市)と接続する佐世保線の全駅と、佐世保線につながる長崎、大村線の一部の計19駅。同社の「SUGOCA(スゴカ)」やJR東日本の「Suica(スイカ)」などが利用できる。
 佐世保線の佐世保(長崎県佐世保市)—江北(佐賀県江北町)間、長崎線の江北—鍋島(佐賀市)間、大村線の早岐(佐世保市)—ハウステンボス(同)間の18駅のほか、長崎線で期間限定で開設される「バルーンさが駅」(佐賀市)も対象となる。これまで、利用エリアは博多駅以西では佐賀駅(佐賀市)までだったが、同社と佐賀、長崎両県の3者が地域活性化策としてエリア拡大を検討していた。同社が運営コストを、両県が機器導入費を負担する。同社の全572駅のうち、交通系ICカードが使える駅は306駅となる。