「乗客数」初の2000万人超え

沖縄都市モノレール(ゆいレール)

 沖縄都市モノレール(那覇市、ゆいレール)の2024年度の乗客数が前年度比11%増の2222万人となり、2年連続で過去最多を更新した。2000万人超えは03年の開業以来初めて。1日平均の乗客数は約6万人。観光客の増加に加え、県内の通勤・通学利用も堅調だった。
 ゆいレールは、19年度に1975万人を記録した後、コロナ禍で20年度は1093万人とほぼ半減していた。24年度の売上高は前年度比12%増の46億円、最終損益は2億2200万円の黒字に転換する見通し。今月発表した新中期経営計画では、現在4編成ある3両編成を27年には9編成まで増やすなど輸送力を強化。29年には1日の乗客数7万1000人と売上高60億円を達成し、債務超過の解消を目指す。