長崎市に同社初「学生・社員寮」

「ドーミー長崎平和公園(仮称)」完成イメージ

 九電工(福岡市、石橋和幸社長)は7月31日、長崎市に学生・社員寮「ドーミー長崎平和公園(仮称)」を建設すると発表した。同社が自社寮以外でこうした寮を建設するのは初めて。全国で個人向けの学生・社員寮を展開する共立メンテナンス(東京)が運営する。2026年春ごろに完成予定で、長崎市が推進する「若い世代に選ばれる魅力的なまちづくり」に向けた地域貢献活動の一環として取り組む。
 九電工の所有地に建設し、地上4階建てで、居室数は74室。長崎電気軌道鉄道の平和公園駅から徒歩6分で、長崎大坂本キャンパスに隣接するエリア。共立メンテナンスが展開する学生・社員寮「ドーミー」は県内初進出となる。家具家電が備え付けの完全個室で、管理栄養士が考案する料理などが朝夕に提供される。寮長らによる見守り態勢などセキュリティーも完備しており、学生や若手社員の生活環境をサポートする。九電工は、今後も遊休地の有効活用を推進するとしている。