2025年5月期「売上高」1兆円へ
2024年07月19日
コスモス薬品
コスモス薬品(福岡市、横山英昭社長)は7月12日、2025年5月期の連結売上高を前期比7.5%増の1兆370億円とする業績予想を発表した。九州の1兆円企業は九州電力(同市)、トヨタ自動車九州(福岡県宮若市)に次いで3社目となる。同社は一定地域で集中的に出店する「ドミナント」戦略により積極的に出店を続けている。物価高を背景に消費者の節約志向が高まる中、商品の販売価格を抑えてさらなる集客を図る。
24年5月期連結決算は、売上高が前期比16.6%増の約9649億8900万円、最終利益は同2.8%増の244億5400万円だった。新規出店は過去最多の139店。内訳は関東が50店、中部が27店、関西が15店、中国が10店、四国が8店、九州が29店舗。商品構成の約6割を占める食品の売り上げが20.4%伸びたほか、医薬品や化粧品も好調だった。25年5月期は約120店の出店を見込み、店舗数の合計は1600店規模になる見通し。