「創業・開業支援」3年間で644件
2025年04月08日
肥後銀行

肥後銀行(熊本市)は4月3日、熊本市中心部の創業・開業支援拠点「スタートアップ ハブ くまもと(略称・スタハブくまもと)」の開業から3年間の支援実績を発表した。開業相談は1063件。新規開業は644件と当初目標(360件)を大幅に上回り、1645人(当初目標は1080人)の雇用創出につながった。開業に向けた融資実績は計60億2700万円。
支援した業種は、飲食店やエステティックサロンなどサービス業が最多で、約7割を占めたという。自己資金がなくても必要な資金を調達できる「創業・開業応援ファンド」の利用は98件で、融資実績は計2億1310万円。セミナーは36回開催し、参加者は663人だった。スタハブくまもとは、コロナ禍で多くの事業者が休業・廃業に追い込まれる状況を踏まえ2022年4月に開業。熊本県や熊本市、熊本大、県商工会議所連合会など「産学官金」の約80機関が連携し、資金調達のほか、事業計画の策定、人材確保など、起業までの流れをワンストップで支援している。