「特殊詐欺」の情報提供で協定

協定締結式の様子

 福岡県警察と福岡財務支局、県内に本店を置く地銀5行は2月20日、特殊詐欺などの情報提供に関する協定を締結した。金融機関と警察、行政が連携することで、特殊詐欺などの金融犯罪被害の防止や容疑者の早期検挙などにつなげる。同様の協定に財務支局が参加するのは全国で初めて。
 協定を締結した地銀は、福岡銀行(福岡市)、西日本シティ銀行(同市)、福岡中央銀行(同市)、北九州銀行(北九州市)、筑邦銀行(福岡県久留米市)。詐欺被害が疑われる取引を検知した場合、その情報を警察に迅速に提供。急増している特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺などの被害を防止し、顧客の財産を守る。地銀を指導・助言する財務支局が参加することで情報提供の連携強化を図り、詐欺被害撲滅を目指す。