レスターに初の「半導体」融資

レスターが入居する「レスタービルディング」(東京)

 肥後銀行(熊本市)などは2月28日、半導体の支援で連携している九州・山口・沖縄の地銀13行による「Q-BASS(キューベース)」の枠組みで、半導体商社のレスター(東京)に66億円の協調融資を実行したと発表した。Q-BASSの第1号案件となる。肥後銀が主幹事となり、佐賀銀や琉球銀など過半の銀行が参加した。
 レスターは半導体や電子部品の販売などを手掛けており、熊本県大津町や福岡市、大分県国東市、鹿児島県霧島市に拠点を持つ。調達資金で半導体供給網の強化・拡大を図る。Q-BASSは昨年1月に発足。参加行は、山口、北九州、福岡、西日本シティ、筑邦、佐賀、十八親和、肥後、大分、宮崎、鹿児島、琉球、沖縄の13行。「新生シリコンアイランド九州」の実現に向け、今後も融資先の拡大を目指す。