福岡・糸島に「データセンター」
2024年12月06日
アジア・パシフィック・ランドグループ
米不動産投資・開発のアジア・パシフィック・ランド(APL)グループは12月5日、福岡県糸島市に大規模データセンターを新設すると発表した。データセンターの規模を示す総受電容量は約300メガワットで、九州最大級になる見通し。2025年春に着工予定で、6棟を整備し、29年以降に順次稼働を始める予定。
西九州自動車道・前原インターチェンジ(IC)付近で、敷地面積は約12万2000平方メートル。29年に2棟のデータセンターを稼働し、34年までに4棟増やして計6棟とする計画。APLグループは昨年11月、北九州学術研究都市(北九州市)の市有地を取得。4年以内に総受電容量120メガワットのデータセンターを着工する計画が明らかになった。人工知能(AI)の活用などに伴うデータ流通量の増加で、データセンターの需要が高まる一方、国内では東京・大阪圏に集中しており、国は地方分散を促している。