高速船に「副社長ポスト」新設

クイーンビートル

 JR九州高速船(福岡市)が博多—韓国・釜山を結ぶ高速船「クイーンビートル」の浸水を隠して約3カ月運航を続けていた問題を受け、親会社のJR九州(同市)は10月2日、同社に取締役副社長のポストを新設すると発表した。7日付の予定。
 取締役副社長に就任するのは、JR九州の松尾英典執行役員。同氏は現在、鉄道事業本部クルーズトレイン本部長と運輸部長を兼務。JR九州を退職し、JR九州高速船に転籍する。同氏は鉄道の安全管理などに長く携わり、JR九州高速船の前身であるJR九州船舶事業部にも在籍していたという。同社の安全管理体制の構築に当たるとみられる。