太陽光活用「次世代営業所」始動

第一交通産業「門司営業所」
第一交通産業「門司営業所」

 タクシー大手の第一交通産業(北九州市、田中亮一郎社長)は6月20日、北九州市門司区で、電気自動車(EV)タクシーに太陽光発電で充電する次世代型営業所の出発式を開いた。門司営業所の建て替えに合わせ、太陽光発電設備を導入。日産の「リーフ」や「テスラ」などEVタクシー12台に充電する。
 同営業所の屋上に太陽光発電設備を設置した。今後も太陽光パネルを増やし、災害時には地域の給電施設として開放することを検討する。同社は脱炭素化に向け、2022年からEV導入を推進。今年3月末までに全国24道府県の73営業所に計217台を導入している。営業所で充電できるEVの導入は運転手の負担軽減にもつながる。同社はEVタクシー営業所の運用モデルを構築し、業界に普及させることを目指す。