5社に「プロ向け市場」審査資格

 福岡証券取引所は8月28日、12月16日に開設予定のプロ投資家向け市場「福岡プロマーケット(FPM)」の上場審査などを担う「Fアドバイザー」の資格を5社が取得したと発表した。FPMは、東京証券取引所が運営する「東京プロマーケット(TPM)」に次ぐ国内2番目のプロ向け市場。Fアドバイザーは、FPMへの上場を目指す企業に対し、上場準備の支援、上場適格性の調査確認、上場後の情報開示などを助言する。
 九州FG証券(熊本市)、佐賀銀行(佐賀市)、宝印刷(東京)、フィリップ証券(同)、船井総合研究所(同)の5社で、いずれもTPMで同様の資格を取得している。プロ向け市場は、投資家をプロに限定することで柔軟な制度設計が可能となり、地方の中堅・中小企業が上場を目指しやすいとされる。九州FG証券は、同じ九州フィナンシャルグループ傘下の肥後銀行(熊本市)、鹿児島銀行(鹿児島市)と連携し、2020年10月からIPO(新規株式公開)支援業務を始めており、南九州の企業の上場支援体制を強化する。佐賀銀行は、営業エリアの佐賀、長崎、福岡県で上場を目指す企業を支援する。