「売上高」初の300億円超え
2025年04月15日
アミュプラザくまもと

JR熊本駅ビルの大型商業施設「アミュプラザくまもと」を運営するJR熊本シティ(熊本市)は4月10日、2024年度の売上高が前年度比8.8%増の301億円だったと発表した。21年度の開業から3年連続の増収となり、初めて300億円を超えた。入館者数は0.6%減の1696万人だった。インバウンド(訪日外国人客)増加のほか、JR九州グループのクレジットカード・アプリ会員拡大による利用促進、アミュひろばでのイベント開催などが要因としている。
JR九州グループのクレジットカード「JQ CARD」の県内会員は10万6000人を突破。公式LINEと連携したポイントアプリ「JRキューポ」会員も3万人を超えた。人気キャラクターのポップアップストアを展開し広域から集客したほか、アミュひろばでは恒例イベントのほか、台湾の自治体との連携イベントなどを開催した。インバウンドに加え、台湾積体電路製造(TSMC)の進出に伴い県内在住の台湾人も増えており、海外客が売り上げの10%程度を占めているという。
