ドームなどに「次世代太陽電池」

ペロブスカイト太陽電池を設置したドームのイメージ

 福岡市は9月27日、2030年度までに「みずほペイペイドーム福岡」の屋根や福岡市・天神の商業施設に次世代型のペロブスカイト太陽電池を設置するなど、脱炭素化に向けた計画を発表した。同市と福岡ソフトバンクホークス、福岡大、西部ガス、福岡銀行、西鉄自然電力、西日本シティ銀行など10者が、環境省が選定する「脱炭素先行地域」に共同提案し、採択された。
 ペロブスカイト太陽電池は、薄くて曲がるのが特徴。1平方メートル当たり1キロ程度で、耐荷重が小さい屋根やビルの外壁にも設置できる。積水化学工業が25年中の事業化を目指している。ドームのほか、新天町商店街とパルコを一体開発するビルや市役所本庁舎などに設置。発電容量は計3280キロワットを見込む。総事業費は非公表。30年度までに国から最大40億円の補助金が交付される。