肥薩線「八代—人吉」復旧で最終合意
2025年04月01日
熊本県とJR九州
熊本県とJR九州(福岡市)は3月31日、2020年7月の九州豪雨で被災し運休が続く肥薩線について、同県内の八代—人吉間(52キロ)の鉄道での復旧で最終合意した。復旧費は概算で約229億円。約9割を国と県が負担し、33年度の再開を目指す。駅や線路などは地元自治体が保有・管理し、運行はJR九州が担う「上下分離方式」をとる。
同区間の15駅のうち、県が利用者が少ない3駅廃止で地元の同意を得たことや、観光施策などの「アクションプラン」を示し、JR九州が了承した。廃止される3駅は、瀬戸石(八代市)、海路(芦北町)、那良口(球磨村)。いずれも被災前の1日の利用者が0〜1人だった。県や地元自治体は復旧費とは別に、利用促進や観光誘客策に約180億円を投じる計画。肥薩線では、人吉—吉松(鹿児島県湧水町)間(52キロ)も運休が続いている。復旧については、関係自治体やJR九州などで今後協議を始める見通し。
