孫の「看護休暇制度」導入へ

 佐賀銀行(佐賀市、坂井秀明頭取)は6月24日、従業員が子どもの看護のために休暇を取得できる制度を拡大し、孫の看護のための休暇も認めると発表した。7月1日から実施予定。あらゆる世代が育児に参加できる環境を整え、人材を確保する狙いがある。こうした制度の導入は九州の地銀では初めてという。
 対象は、中学校就学前の孫を持つ行員やパートタイマー。孫が1人の場合は年5日、2人以上の場合は年10日取得できる。けがや病気の看護、予防接種の付き添いなどが取得要件で、1日単位や1時間単位での利用も可能という。地銀では、沖縄銀行を傘下に持つおきなわフィナンシャルグループ(那覇市)が昨年から同様の制度を導入。九州ではほかに、佐賀県武雄市や大分市、九州電力などが孫の育児に関する休暇制度を実施している。